VOL5297 職人気質


今朝、彼岸法要に行く前に実家の解体状況を見て来ました。
寂しいけれど、壊して見て、改めて父の建てた家の素晴らしさに 感動しました。
張りぼてでは無く、本物に拘った父。
外から見ただけでは分からない中の柱を見て、姉と「お父さんらしい家だったね。」と話ししました。
贅沢なほど太い大黒柱。古さを全く感じないくらい綺麗でした。二階の梁もこれまた、物凄く太い。
壁は、職人さんに頼んで、竹を編み土と藁を練りこんでいました。これなら100年持ったかもしれないです。
でも、京都から来ている解体業者さんが、とても丁寧に柱一本ずつを扱っておられたので、もしかしたらどこかの古民家に移築してもらえるかもしれないと思いました。そうなってくれることを願います。
生きている時の父親はそんなに好きでは無かったけど、この夏は、遺品を片付けながら、父や母の生きてきた日常に触れ 人間として2人とも本当に素敵だったなあとつくづく思いました。
そして、最後に家を壊して見て、私が、伝統にこだわる訳や 物事を探求せずにいられない性格が、父親譲りだとわかりました。
二階の屋根裏にあった 棟上神事の神飾りを見た時、一つの時代が終わったこと実感し さすがにグッと来ました。